
本日6月5日、任天堂よりニンテンドースイッチ2が発売されました。購入したユーザーの中には、これまで使用していたニンテンドースイッチのセーブデータや各種設定をローカル通信でまとめて送れる「まるごと転送」機能を利用する方も多いと思います。
任天堂はニンテンドースイッチ2の公式サポートサイトで、『あつまれ どうぶつの森』のセーブデータを「まるごと転送」するユーザーに向けての注意事項を案内しています。
サポートサイトの説明によると、ニンテンドースイッチ2に転送した『あつまれ どうぶつの森』を初めて遊ぶ時は、ユーザーと島の住人データを関連づける必要があるとのことです。その手順はサポートサイトの「まるごと転送」の項目の中ほどにある、「ユーザーと住人データを関連づける手順」と書かれたリンクに画像入りで詳しく紹介されています。

実際に、筆者がニンテンドースイッチ2へ「まるごと転送」した『あつまれ どうぶつの森』を初めて起動した時は、最初に任天堂のサポートサイトを参照するよう誘導する表示が現れました。


ゲームが起動してからの手順はサポートサイトに書かれている内容と同じで、「既存住人で再開」を選択した後、現在のアカウントに関連づける住人を選べば問題ありませんでした。同じ島に住人が複数いる場合は、アカウントを切り替えながら同じ手順を住人の数だけ行う必要があるようです。サポートサイトには、間違えて「新しく移住する」を選択してしまった場合の対処法も書かれています。



一方、筆者の環境では嬉しい変化もありました。ゲーム内で建物に出入りする際のロード時間が格段に短くなっていたのです。実際にどの程度短くなったのか、案内所(島の中央にある建物)に入る時にかかる時間をニンテンドースイッチとニンテンドースイッチ2で比較してみました。

ニンテンドースイッチ:平均7.7秒
ニンテンドースイッチ2:平均4.9秒
測定値は案内所の扉の前でAボタンを押してから画面が再び明るくなるまでの時間を5回ずつ測った平均値です。住人の家ではなく案内所で測定したのは、家具の数の違いが結果に影響するのを避けるためです。
数字の上では約3秒の短縮ですが、筆者の体感では倍以上速くなったように感じられました。『あつまれ どうぶつの森』は事前に具体的な改善内容が発表されていなかったので、これは嬉しい誤算です。
任天堂自身も、ニンテンドースイッチのソフトをニンテンドースイッチ2で遊ぶとロード時間が短縮されたりスムーズに動くようになったりすることがあると認めています。今後もこのような例が見つかることを期待しましょう。